ありきたりなことかもしれないが、改めて対話の奥深さを感じている。
でも、大きな変化を望むときは大きな行動を起こしたくなる。そりゃ、そうだ。ひっくり返したい。
対話は小さく、そしてゆっくり。「善きことはカタツムリの速度で起こる」と誰かは言った。対話には根気もいれば、勇気もいる。そして、対話には作法もある。対話は自らの意見をとおすことでもなければ、話に決着をつけることでもない。対話はぼくたちがつくりあげているこの多様な世界に積極的に飛び込むことだと思う。
ぼくたちは対話の機会に日々多様な場面で出会う。
対話がうまくいけば、人がかかえる恐怖心や劣等感、更には嫌悪感までがやわらぎ、それらの感情は「理解」という名の方角へ舵が切られる。
対話を軸にした小さな革命が各地ではじまっている。