今、姉家族が住むニューヨークはロングアイランドに来ている。列島を離れるのは何年ぶりだろう。ここは元々モントークインディアンが暮らしていた地で、その後は捕鯨で栄え、現在は都会を逃れ穏やかな夏を過ごす富裕層にとってのバケーションスポット。金融の世界で大金を稼ぎ自慢のフェラーリで海岸線を走るものもあれば、何十室もある大豪邸を建てオールドマネーをちらつかせる者もいる。
そんな中義理の兄は、カーディナルやブルージェイといった色鮮やかな鳥達が舞う林の中に自ら家を建てた。彼の工房には常にコミュニティの仲間達が立ち寄り、哲学や生き方を語り、いろんな夢をみている。
こちらに来て日本(311)のことも多くの人と語り合っている。
民の声はどうやらこちらまではクリアには届いていないようだが、皆確かに耳を傾けたがっている。日本はどうするのか。なぜ再稼働してるのか。原発なしで電気は足りるのか。
もっと人をつなげたい。もっとつながりたい。
そして、つながっているという意識を形にしたい。
アメリカからいつも学ばされること。
創造性。可能性。
形いろいろ。色鮮やか。心軽やか。
まさに、Amazing Grace
明るい未来に向けてただ歩く。
上を向いて、前を向いて、ただひたすらに歩き続ける。
ありがとう。
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