自己紹介
- Mario Anton
- 豊後高田市, 大分県, Japan
- アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。
2013年4月7日日曜日
社会と土と心
この世界にはたくさんの「課題」がある。
世界と関わろうと思ったら知る様々なこと。課題は問題となり、山のように積み重なり、ひとりの人間として何をしたらいいのか、何ができるのか悩むことがあるだろう。
先日、お話をききに行ったサティシュ クマールさんはこう言った。
「何からてにつけて良いか分からない時は、まず自らの食からはじめよう Start with what you eat」。物事の解決のはじめの一歩は食卓からだと。うんうん。
サティシュさんは、Society, Soil, Soulの3Sを提唱している。
Societyは社会。
Soilは土。
Soulは心。
より良き世界を志す多くの人は多様なアプローチをとる。
世界を変える為には貧困問題、争い、格差などと向き合い行動していくべきだと言う 平和運動的な思考。
いや、人間の世界の解決をはかろうとしても仕方がない。気候変動、オゾン層破壊など、環境を改善・保全し、環境に負荷のない暮らしをするべきだと言う環境運動的な思考。
そうでもない。自らが平和を体現すること。平和な状態であること。スピリチュアルな転換をするべきだと言う内面的な思考。
これら全てが素晴らしい気付きであるはずなのに、分離されて考えられる傾向がある。そして、時に対立もする。
正しい道は一本だと考えがちな人間にあえて3Sを提唱するサティシュさん。
ただ、この3Sを個々人でバランス良く生きることは簡単ではないし、それぞれに得手不得手があるだろう。だからこそ、仮に行動や暮らしが共に成り立たないとしても、祈る人は、声をあげる人を想うことができるし、声をあげる人は、土を耕す人を想うことができるのだと思う。
そして、こんな心持ちであれるのはきっと幸せなことだと思う。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿