ボブさん、ナーガさんありがとう。
また来年、百種で。
二人の詩に瞑想する皆々。
自己紹介
- Mario Anton
- 豊後高田市, 大分県, Japan
- アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。
2012年10月31日水曜日
2012年10月28日日曜日
〜2012旅〜Kauai, 6/26-7/2②
中山道のツアーも終わり、国東ツアーがはじまった。
国東を歩いているとなぜか体が楽。
豊かな森が残る姫島のヤハズ岳から半島を望む。
うちに帰ったら、大きくなりすぎてた自家椎茸!
***
カウアイ島は国東半島同様ほぼ円形の島で、ハワイ諸島の中では最も古い島として知られる。その地形には目を見張るものがある。ついこの間までは「いつか遠い未来にでもカウアイに行けたらいいな〜」となんとなく思っていたのが、今年行けることになった。
今回は幸運なことに車まで借りることができて、島を北へ南へ走った。シャナちゃんファミリーが暮らすアナホラは東海岸のちょうどカラレア山の麓。
島の至る所に鶏がいる。これは20年程前にカウアイを直撃したハリケーンで野生化したものだという。なんとも不思議な光景。喜んで写真をパシャパシャとる観光客を今度は島の人がなんとも不思議な光景だと言わんばかりに見ている。
今日はちょうどファマーズマーケットの日。野菜や果物は全てここで手に入る。私も市やマルシェを企画したことが何回かあるのだが、ここのマーケットの良さは自立が促されていること。出店者はオーガニックの人もあれば、そうでない人もいる。オーガニックの方がだいたい少し高い。しかし、そこに選択肢があることで買う側は自立して自分自身で選ぶことができる。オーガニックの方が良いのは言うまでもないのだが、その選択を自分自身で選び抜くプロセスが非常に大切だと思う。買う側の意識で市というのは形を変えていくのだろう。消費とは投票のようなもの。日本のスーパーでも同じことが言えるはず。遺伝子組み換えのものを買う側が選ばなければ、必然的にお店はそれをおかなくなる。選挙と同じで常に力は人々にある。本来、ひとりひとりに備わる力をもっと有効に使うことで社会も人も自立していくのだと思う。
マーケットで手に入らないものは近くのお店へ。
大きなプルメリアの木が迎えてくれるこのお店は「HOKU」と言う。穀物や調味料は量り売りで買うことができる。量り売りは必要最小限。バナナが1本あれば良い時に、5本セットで買わなきゃいけないのは何かがおかしい。沖縄に住んでいたころ、そこらへんの感覚が日本と違うことに感動した。電池が1本ほしかったら、共同売店のおじちゃんは4本セットをびりっと開けて1本だけ売ってくれた。ティッシュが1箱必要だったら、5箱入りをまたびりっとやぶいて1箱売ってくれた。やっぱり、日本にもそれくらいの気楽な場面がもうちょっとあって良い気がする。買い物をとおして世界が広がった一日だった。
国東を歩いているとなぜか体が楽。
豊かな森が残る姫島のヤハズ岳から半島を望む。
うちに帰ったら、大きくなりすぎてた自家椎茸!
***
カウアイ島は国東半島同様ほぼ円形の島で、ハワイ諸島の中では最も古い島として知られる。その地形には目を見張るものがある。ついこの間までは「いつか遠い未来にでもカウアイに行けたらいいな〜」となんとなく思っていたのが、今年行けることになった。
今回は幸運なことに車まで借りることができて、島を北へ南へ走った。シャナちゃんファミリーが暮らすアナホラは東海岸のちょうどカラレア山の麓。
島の至る所に鶏がいる。これは20年程前にカウアイを直撃したハリケーンで野生化したものだという。なんとも不思議な光景。喜んで写真をパシャパシャとる観光客を今度は島の人がなんとも不思議な光景だと言わんばかりに見ている。
今日はちょうどファマーズマーケットの日。野菜や果物は全てここで手に入る。私も市やマルシェを企画したことが何回かあるのだが、ここのマーケットの良さは自立が促されていること。出店者はオーガニックの人もあれば、そうでない人もいる。オーガニックの方がだいたい少し高い。しかし、そこに選択肢があることで買う側は自立して自分自身で選ぶことができる。オーガニックの方が良いのは言うまでもないのだが、その選択を自分自身で選び抜くプロセスが非常に大切だと思う。買う側の意識で市というのは形を変えていくのだろう。消費とは投票のようなもの。日本のスーパーでも同じことが言えるはず。遺伝子組み換えのものを買う側が選ばなければ、必然的にお店はそれをおかなくなる。選挙と同じで常に力は人々にある。本来、ひとりひとりに備わる力をもっと有効に使うことで社会も人も自立していくのだと思う。
この茶色いフルーツは黒糖の味! |
マーケットで手に入らないものは近くのお店へ。
大きなプルメリアの木が迎えてくれるこのお店は「HOKU」と言う。穀物や調味料は量り売りで買うことができる。量り売りは必要最小限。バナナが1本あれば良い時に、5本セットで買わなきゃいけないのは何かがおかしい。沖縄に住んでいたころ、そこらへんの感覚が日本と違うことに感動した。電池が1本ほしかったら、共同売店のおじちゃんは4本セットをびりっと開けて1本だけ売ってくれた。ティッシュが1箱必要だったら、5箱入りをまたびりっとやぶいて1箱売ってくれた。やっぱり、日本にもそれくらいの気楽な場面がもうちょっとあって良い気がする。買い物をとおして世界が広がった一日だった。
2012年10月21日日曜日
10/28 内田ボブ&ナーガLIVE@百種!
「内田ボブ&ナーガLIVE」秋の九州巡礼ツアー
〜ぼくらは地球を愛しているか〜
日程:10月28日(日)
時間:午後4時開場
午後5時〜 国東フラシスターズwithしん
午後6時〜 内田ボブ&ナーガ(長沢哲夫)
料金:予約 シングル1500円 ペア 2500円
当日 シングル2000円 ペア 3000円
場所:百種MOMOKUSA
大分県豊後高田市松行9-1
http://www.momokusa.com/access/
問合: info@momokusa.com 090-3882-5813(マリオ)
主催: ONE EARTH国東源帰
※百種特製弁当有り(数量限定/予約制)
お早めにご連絡ください!
2012年10月18日木曜日
〜2012旅〜 Kauai, 6/26-7/2①
あんまり読んだことのない村上春樹さんの本を読んでみた。小説を読みたかったのだけど、まずは自伝のような本を読んでみた。「走ることについて語るときに僕の語ること」。この本を読んでいる時ちょうどツアーの仕事でたくさん歩いていた時期。たくさん歩きながら語りはしていなかったものの、たくさん考えてた。
美しき島、カウアイのことも。
本を開いてみると、カウアイで過ごしながらこの本を書いたとある。不思議。
昨夜は電車に乗りながらこの世界のこと、その中にいる自分自身のことなんかを考えていた。争い、環境破壊が続く今の文明はいつまで続くのだろう。自分はこの世界で何をしていくのが良いのだろう。はー、いつになったら。。。と窓を眺め考えていたら、「あと少しですね」と声がした。
「ドキッ」。
振り返るとカートでビールやおつまみを販売にまわるお姉さんだった。不思議。
こんなことって時々ある。
ロングアイランド、ニューヨーク、LAでの3週間も終わり、いよいよハワイへ。
妹にLA巨大空港まで連れていってもらい、妹とニックと過ごした数日間を思い出しながら、久しぶりのワクワクを携え飛行機にとびのった。
ホノルルで友達とご飯を食べて、すぐまた空港に向かいリフエ空港(カウアイ)行きの飛行機を待った。
ホノルルからはほんの30分くらいのフライトだが、カウアイに着いた頃にはあたりはすっかり暗くなっていて海も山も見えなかった。さっそくバスに乗り込み今回お邪魔させていただくお家へ。玄米と美味しいお魚をいただき、カウアイにいる間の天気を調べた。お世話になるシャナちゃんによればこの1週間はほとんど雨か曇らしい。。。雨が多い島だとは聞いていたが。
しかし、今回の旅では本来の晴れ男ぶりが発揮され、天気予報をくつがえしてはお日様を味方につけてる。
夜着くのも悪くない。なにせ、朝が楽しみになる。
この間、南阿蘇であったお祭り「レインボー阿蘇2012」もそうだった。夜会場に到着して、朝は雄大な阿蘇の風景で完全に目覚める。
カウアイ初日の朝ははっきり覚えている。
早朝目が覚め、ドアを開けて外の空気を吸うやいなや声を出して笑ってしまった。HERMOSO.
そして、真っすぐ海へ。
やっぱり晴れた。
とんでもなく美しい場所にきてしまったな。
砂の上に寝そべり、朝日をおもいっきり浴びて、波の音に耳を澄ませた。
ただ、それだけ。
美しき島、カウアイのことも。
本を開いてみると、カウアイで過ごしながらこの本を書いたとある。不思議。
昨夜は電車に乗りながらこの世界のこと、その中にいる自分自身のことなんかを考えていた。争い、環境破壊が続く今の文明はいつまで続くのだろう。自分はこの世界で何をしていくのが良いのだろう。はー、いつになったら。。。と窓を眺め考えていたら、「あと少しですね」と声がした。
「ドキッ」。
振り返るとカートでビールやおつまみを販売にまわるお姉さんだった。不思議。
こんなことって時々ある。
ロングアイランド、ニューヨーク、LAでの3週間も終わり、いよいよハワイへ。
妹にLA巨大空港まで連れていってもらい、妹とニックと過ごした数日間を思い出しながら、久しぶりのワクワクを携え飛行機にとびのった。
ホノルルで友達とご飯を食べて、すぐまた空港に向かいリフエ空港(カウアイ)行きの飛行機を待った。
ホノルルからはほんの30分くらいのフライトだが、カウアイに着いた頃にはあたりはすっかり暗くなっていて海も山も見えなかった。さっそくバスに乗り込み今回お邪魔させていただくお家へ。玄米と美味しいお魚をいただき、カウアイにいる間の天気を調べた。お世話になるシャナちゃんによればこの1週間はほとんど雨か曇らしい。。。雨が多い島だとは聞いていたが。
しかし、今回の旅では本来の晴れ男ぶりが発揮され、天気予報をくつがえしてはお日様を味方につけてる。
夜着くのも悪くない。なにせ、朝が楽しみになる。
この間、南阿蘇であったお祭り「レインボー阿蘇2012」もそうだった。夜会場に到着して、朝は雄大な阿蘇の風景で完全に目覚める。
カウアイ初日の朝ははっきり覚えている。
早朝目が覚め、ドアを開けて外の空気を吸うやいなや声を出して笑ってしまった。HERMOSO.
そして、真っすぐ海へ。
やっぱり晴れた。
とんでもなく美しい場所にきてしまったな。
砂の上に寝そべり、朝日をおもいっきり浴びて、波の音に耳を澄ませた。
ただ、それだけ。
2012年10月4日木曜日
彼岸花
大分は秋だ。
9月上旬にガイドの仕事で家を出た時には夏だったのに。。。
もう彼岸花の季節がやってきた。ついこの間この「赤!」に圧倒されたかと思ったら、もう1年絶つのか。
それにしても長い道のりだった。
8月、9月で合計500キロ(東京から大阪までの距離が400キロくらい)。
歩いてガイドするこの仕事は清々しいのだが、少し休息が必要。
そんなわけで、昨日はゆっくり時の流れを感じることにした。屋根に布団を干したかと思えばそのままぼーっと遠くの山々を眺め、洗濯を取り入れようと思いきや、暑さから温かさに変わった太陽を存分に浴びながら縁側で昼寝した。
ちょっと立ち止まると本当に大切なことに想いを馳せることができる。
太陽の光、美味しい水、輝かしい花々、家族の笑顔。感謝感謝の連続です。
夏の旅の報告を続ける前にわたしが歩いてきた場所を少しだけご覧あれ。
美しい山々が目の前に広がり、人は時に耕し、時に茅を葺く。わたし自身の営みはまだとても不安定なものだが、大地との共鳴を味わい生きていけたらと思っている。
今日は半島のとある小学校の平和集会に呼ばれている。
子どもたちにどんなことを伝えようか。地球人として生きることが子どもに話すときのわたしの最大のテーマ。
でも、今日はまずは外に出て大きく深呼吸。自分自身の平和を体中に染み渡らせてから、とりあえず彼岸花を眺めよう。きっと何か教えてくれる。
9月上旬にガイドの仕事で家を出た時には夏だったのに。。。
もう彼岸花の季節がやってきた。ついこの間この「赤!」に圧倒されたかと思ったら、もう1年絶つのか。
それにしても長い道のりだった。
8月、9月で合計500キロ(東京から大阪までの距離が400キロくらい)。
歩いてガイドするこの仕事は清々しいのだが、少し休息が必要。
そんなわけで、昨日はゆっくり時の流れを感じることにした。屋根に布団を干したかと思えばそのままぼーっと遠くの山々を眺め、洗濯を取り入れようと思いきや、暑さから温かさに変わった太陽を存分に浴びながら縁側で昼寝した。
ちょっと立ち止まると本当に大切なことに想いを馳せることができる。
太陽の光、美味しい水、輝かしい花々、家族の笑顔。感謝感謝の連続です。
夏の旅の報告を続ける前にわたしが歩いてきた場所を少しだけご覧あれ。
美しい山々が目の前に広がり、人は時に耕し、時に茅を葺く。わたし自身の営みはまだとても不安定なものだが、大地との共鳴を味わい生きていけたらと思っている。
今日は半島のとある小学校の平和集会に呼ばれている。
子どもたちにどんなことを伝えようか。地球人として生きることが子どもに話すときのわたしの最大のテーマ。
でも、今日はまずは外に出て大きく深呼吸。自分自身の平和を体中に染み渡らせてから、とりあえず彼岸花を眺めよう。きっと何か教えてくれる。
登録:
投稿 (Atom)