自己紹介

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豊後高田市, 大分県, Japan
アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。

2012年10月28日日曜日

〜2012旅〜Kauai, 6/26-7/2②

中山道のツアーも終わり、国東ツアーがはじまった。
国東を歩いているとなぜか体が楽。
豊かな森が残る姫島のヤハズ岳から半島を望む。


うちに帰ったら、大きくなりすぎてた自家椎茸!


                  ***

カウアイ島は国東半島同様ほぼ円形の島で、ハワイ諸島の中では最も古い島として知られる。その地形には目を見張るものがある。ついこの間までは「いつか遠い未来にでもカウアイに行けたらいいな〜」となんとなく思っていたのが、今年行けることになった。

今回は幸運なことに車まで借りることができて、島を北へ南へ走った。シャナちゃんファミリーが暮らすアナホラは東海岸のちょうどカラレア山の麓。

島の至る所に鶏がいる。これは20年程前にカウアイを直撃したハリケーンで野生化したものだという。なんとも不思議な光景。喜んで写真をパシャパシャとる観光客を今度は島の人がなんとも不思議な光景だと言わんばかりに見ている。


今日はちょうどファマーズマーケットの日。野菜や果物は全てここで手に入る。私も市やマルシェを企画したことが何回かあるのだが、ここのマーケットの良さは自立が促されていること。出店者はオーガニックの人もあれば、そうでない人もいる。オーガニックの方がだいたい少し高い。しかし、そこに選択肢があることで買う側は自立して自分自身で選ぶことができる。オーガニックの方が良いのは言うまでもないのだが、その選択を自分自身で選び抜くプロセスが非常に大切だと思う。買う側の意識で市というのは形を変えていくのだろう。消費とは投票のようなもの。日本のスーパーでも同じことが言えるはず。遺伝子組み換えのものを買う側が選ばなければ、必然的にお店はそれをおかなくなる。選挙と同じで常に力は人々にある。本来、ひとりひとりに備わる力をもっと有効に使うことで社会も人も自立していくのだと思う。
この茶色いフルーツは黒糖の味!

マーケットで手に入らないものは近くのお店へ。
大きなプルメリアの木が迎えてくれるこのお店は「HOKU」と言う。穀物や調味料は量り売りで買うことができる。量り売りは必要最小限。バナナが1本あれば良い時に、5本セットで買わなきゃいけないのは何かがおかしい。沖縄に住んでいたころ、そこらへんの感覚が日本と違うことに感動した。電池が1本ほしかったら、共同売店のおじちゃんは4本セットをびりっと開けて1本だけ売ってくれた。ティッシュが1箱必要だったら、5箱入りをまたびりっとやぶいて1箱売ってくれた。やっぱり、日本にもそれくらいの気楽な場面がもうちょっとあって良い気がする。買い物をとおして世界が広がった一日だった。



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