物に溢れているこの社会では、欲しい物が時々あったりする。
ブログを書きながら部屋を見渡してみると、誰にも渡せない、なくてはこまる、宝物みたいなものはあまりない。物はほとんどその時々の必要や欲求を満たすものなのだろう。
そんな中でも宝物だと思える物もやはりある。
わたしは小中学校に時折呼ばれて講演をするのだけれども、講演の後に子どもたちが手紙をくれることが多々ある。日本の学校の素晴らしいところのひとつだと思う。子ども達に内省する時間を先生が丁寧に与えている。何百人と子どもがいる学校で子ども達の声を聞き出し、書き留めてもらい、それを講演者であるわたしに送ってくるという心のこもった作業には頭が下がる。
そんな子ども達からの手紙はわたしにとっての宝物。なぜなら、その中には人を思いやり大切にすること、人間が持ち合わせている最もあたたかい慈悲の心がにじみ出ているから。それを、小学生や中学生が一生懸命言葉にしている。
ブログでもコメントとして、ほんの少しだけシェアしてみた。
http://mario-anton.blogspot.jp/p/history.html
息子がプレゼントしてくれた絵を眺めながら、人に自らが持っているものをギフト(贈る)できる社会にこそ未来があると確信する。
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