ジョンレノンの言葉だ。
いろいろな捉え方がある言葉だと思うけれど、この訳が気に入った。。。
「あれこれ準備しているうちに過ぎていくのが人生だ」。
この言葉にメッセージがあるとしたら、これもまた聞き手(読み手)によって様々だろう。ちゃんと生きろよ!と励まされているように感じる人もいれば、人生とははかないものなのだとどこか悲観的に捉える人もいるだろう。
近頃、「今を生きる」ことと「先を見据える」ことについてよく考える。
わたしたちに存在する(「わたしに」と言った方が良いのだろう)唯一のつかみどころのあるというか、感じとれるリアリティのようなものは下記のような感覚をもって得られる。
例えば、誰かを抱きしめた時の感触やぬくもり。
熱いお茶が喉をとおり、体中に染み渡り、胃におさまる様。
目の前にそびえる木の美しさに圧倒される心。
これら一時一時が連なり、日々が形成されていく。
このように実際に味わっている事柄以外は大抵頭の中に存在していたり、心の中に存在していたりするだけかもしれない。
「今を生きる」ことが大切だと思い生きてきたつもりが、その概念がいつのまにか自らの中で「停滞」を意味していたように感じる。遠心的であれ、求心的であれ、きっと今を生きることはもっとハツラツとした清々しい状態を表すような気がしてきた。
そんな中で一歩先を見ながら明るい方へ歩み、過去に囚われずしも時に過去から学び、日々訪れる奇跡をかみしめたい。そんな風に思う。
先を見据える事と今を生きる事、そんな狭間にあるお年頃なのかもしれない。
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