自己紹介

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豊後高田市, 大分県, Japan
アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。

2011年10月31日月曜日

歩いてみる



今週末はたっぷり雨が降った。豊後高田は香々地の海岸では、「六郷満開」が開催され、雨ではあったけれども、「自発的に、自主的に皆でつくる祭」との趣旨に沿った在り方を皆で試みることができた。よい祭だったな〜。

現在、国東の山々を歩いている。国東半島にはさほど高い山はないが、半島の中心にはいろいろな山達が凝縮して存在している。その中には僧侶や山伏が過ごしたであろう岩屋(磐座)が点在しており、この地が内面的成長を重んじてきた場所なのだと改めて感じる。国東は歩いてみる場所。日本における観光の多くが、名所巡り化している中で「観光」という言葉の本来の意味に光を照らしてみたい。その名の通り、「光を観る」。その光とは、時にはそこに住む人々であり、時にはそこに存在する大自然。歩くことは、物理的にいえば前にすすむことだが、その行為をもってわき上がる感情は発展・進歩・進展などに表現される世界ではなく、心の中へ、自然との共鳴の世界へと帰っていく行為だと思う。国東は歩いてみる。国東は歩くところであってほしい。
国東源帰。






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