自己紹介

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豊後高田市, 大分県, Japan
アメリカ人である両親を持ちながら、日本の片田舎で生まれ育ち、自分はどこに属するのか、国籍とはなにか、国とは何か、どうしたら世界の平和は訪れるのかと幼い頃から考えてきました。もちろん、答えにはたどり着いていないのですが、自らが考えることや思うことを言葉にしたり、文章にしたり、時に対話する場をつくったりすることでより良い社会の実現を目指しています。

2013年7月4日木曜日

高江座り込み

夏の沖縄は美しい。つくづくそう思う。

特に今はやんばる(北部)で過ごしていることもあって、昼間は川に行き、夕方は海で泳ぎ、ビーチで夕食をとるという贅沢な時間を過ごしている。
贅沢とは、心がのんびりできる状態のことを言うのではと思ったりする。
子ども達も夕涼みが大のお気に入りのようだ。
日中は何かと忙しく遊んでいる。
昨日は粘土のケーキをごちそうしてくれた「パパ!ケーキできたよ!ブルーベリーと、豚肉と、キリンのケーキ。美味しいから、食べてみて!」。。。



やんばると言えば、豊かな自然を思うのだが、それらを蝕む現実もやはり存在している。多くの方が既にご存知であるように、日本という国にあるアメリカ軍基地の約75%が沖縄に存在し、沖縄本島の約25%がアメリカ軍基地だと言われている。一概に基地と言っても、飛行場も有れば、住宅地や学校もある。そして、ここやんばるにあるのが北部訓練場ことJungle Warfare Training Center(ジャングル戦闘訓練センター)だ。訓練場自体は広大なエリアなのだけれど、この中に更に軍用ヘリコプターを離着陸できる場所を6箇所建設するという話が2007年に持ち上がり、東村高江の住民を中心とした人々が以来ゲート前で座り込みを多様な表現方法を織り交ぜ行っている。アートやオルタナティブ思想、そして反対運動が交わる高江の形は311以降日本中の脱原発運動のモデルとなったと言っても過言ではないとわたしはおもう。



座り込みに参加する人たちの思いはシンプルだ。

やんばるの豊かな自然を壊してほしくない。
平穏な暮らしを守りたい。
戦争に加担するような施設は受け入れたくない。

ありふれた言葉でしか表現できないのだが、これらの思いに共通する意識はより良い未来を残したいという意志だと思う。高江を、やんばるの自然を守ると生まれた行動は、座り込みに参加する多くの人々の意識を変え、平和を願う民は世界中へと散らばり広がっている。

国家の機能不全がいっそう顕著になっている今「平和をつくる」世界中の人々のつながりにこそ価値を想う。

やんばる 東村 高江の現状

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