2泊3日のグリーンツーリズムも今日で終わり。北九州から来た4人の中学生。うちは農家ではないが、人手を必要とする作業はけっこうある。薪運び、草抜き、畑の準備、地味な作業だが大切。農村民泊は彼らにとっては体験学習なのだが、こちらの作業が実際に助かることも多々あり、出会いに感謝。
今年はうちのお庭のイチゴがよくなってくれる。毎朝起きてはイチゴをパクパク頂くのが日課になっている。自分のパクパク具合を客観的にみながら、ブルーベリーやら野いちご達をパクパク口に放り込む息子の宇生(うみ)のパクパク具合をおもい笑みがこぼれた。やっぱり似てるな〜。
ここ国東半島には三浦梅園という大先生がいた。世間ではあまり知られていないが、天文学者であり、生物学者であり、哲学者。安岐町にある三浦梅園資料館には何度か行っているのだが、なぜか毎回眠くなってしまいちゃんと心に浸透していなかった。今回こそはとの思いで再チャレンジ。よし、今回は眠くなりそうもない。。。
彼はいくつもの書物を残しているのだが、資料館で得た学び、少しだけシェアします。
Each one, teach one.
*「変」ではなく、「常」に驚け。
私達は異変や異常には過敏に反応するのだが、常に変わらないもの、当たり前だと認識しているものに目を向ける大切さ。枯れた木に花が咲くことに驚き騒ぎ立てるのではなく、生木に花が咲くというこの事実に目を向けよう。
*「素」に帰ろう。
酒と酢を別に考えるのではなく、素である米を考えることが大切。
*「一即一一」
三浦梅園先生がとらえた宇宙の法則。最初の「一」は「気」を表し、後の「一一」は陰と陽(こざとへんは無し)を表している。気が本質であって、陰と陽は現象にしか過ぎない。すなわち、現象にフォーカスするでなく、条理を見つめよう。
*人の本性とは?
人の本性には善悪はないが、人は基本的に善に向かっている。
*「天境」と「人境」
私達はどこか人の尊さに差をつけるが(特に江戸時代)、自然と共鳴したくらしにはそれがなく、人は衣食住が満たされていれば自ずとそれそれの役割を果たす。私達は人境に暮らしており、目指すところは天境なのだと。
*師は常に自然である
少しだけ書いてみたが、資料館に行く機会、もしくは三浦梅園について調べる機会があれば是非。彼は200年前から地域通貨のようなものも提唱している。
わたしがまだ完全に理解していないので、中途半端なシェアになってしまったけれど、この時代、梅園先生の得た学びはたくさんのヒントを与えてくれるのだと思う。
この世界、いろいろな人がいる。みなさん、素晴らしき出会いを。
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